No.36 絵本作家・山本りくお先生座談会

6月29日(水)の放課後、絵本作家・山本りくお先生との座談会が行われました。中高SHIPで後援させて頂きましたので内容を報告いたします。

目的:創作活動に興味ある生徒、保護者へのキャリア意識の醸成の機会を提供。芸術・創作を愛する心を育て、豊かな情操を養うこと。

山田りくお先生:50歳から絵本作家としてデビュー。それまではヘアメイクアップアーティストとして活躍。絵本を描くきっかけは、出版社の人との僅か数回のメールのやり取りで「書いてみませんか」と提案された。

絵本はお母さんが子供に何度も読み聞かせるので、お母さんにも読んで欲しいという思いで描いている。

著書「とくべつなひ」「ヨクネルとひな」はお母さんの言動が子供の成長の間口を広げる内容。

実際に経験したことも題材にしている。

創作をしていく姿勢については、自分のままでいる努力。

自分の中に根っこがないといけない。素養を持つ。自分の立つ場所を自分で探す。

絵本には根がある。大人も子供も読める絵本は残る。

「勤勉」で「誠実」であること。人間力があり、自分と仕事がしたいと思われる人であるように。

世界を広く見て、もっと先を考える。

たった一人でも、いつか自分を認めてくれる人に出会えるまで続ける。

創作をする思考や心を動かし続けることは、人に興味を持たれて、社会から必要とされる未来に繋がる。人を繋いでくれる。

表現するスキルは多くの人の未来に必ず必要だと思っている。

創作についてのお話の後、絵本の感想や個人的な質問や意見に対しても丁寧に対応してくださった山本先生。予定時間を大幅に過ぎても話がつきることがありませんでした。「とくべつなひ」の挿絵は先生ご自身がペンタブで手掛けられ、原画展のために、ワインの空き箱の中に絵本と同じサイズの構成をベニヤ板で作ったそうです。二次元を三次元で表現する、クリエイティブな発想と工夫で制作された絵本箱は、絵本の世界とはまた違う、あたたかい空気感が漂っていました。学生の皆さんがこの日のために事前準備をし、社会で活躍されているプロの方と会話する姿にも心を打たれました。どのような絵本を制作していくのか、皆さんの世界観を楽しみにしています。